日本Androidの会2010年9月定例イベントメモ

日本アンドロイドの会 9月定例イベント
日時:2010/9/6 19:00~21:00
場所:立教大学 14号館 D201

■ 電子出版元年 iPad、Kindleで変わる読書環境
講演者: 日本電子出版協会副会長 下川和男さん
・iPadのおかげで液晶が優勢だが、しっかり文字を読めるのはeInk
 → ソニーも採用することが決定した
・日本の電子書籍市場は現状アメリカより大きい (インプレスR&D調べ)
 → ケータイコミックが8割
・パソコンの市場は縮小、スマートフォン向けが急成長
・デジタル・ネットワーク社会における出版物の利活用の推進に関する懇談会
 → すべての配布物と議事録が公開されている (面白い)
  http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/shuppan/index.html
 → これを受けて企業連合が続々誕生
・Kindleは 3G 標準搭載だが通信費を一切ユーザーに意識させない
 → 国際ローミング代金を2ドル書籍代に上乗せしている
 → Kindle DTP はすごい (自費出版が可能に。ISBN不要。一定の条件を満たせば印税70%)
  → “黒船” と言われる所以
・SONY Reader が一番 UI は優れている
・iPad の法人理由が進んでいる (数万台規模の事例も出てきている)
 → Appleになかった法人需要がiPadで出てきた
 → 相撲協会も60台買った!!
・Adobe Digital Edition (Reader 9)が載ればePUBもPDFも読める
 → Android でも有利?
・Android Market がネック
 → AppStore は世界で1つなのに。。。アプリ登録はできれば1つに統一してもらいたい
・iPadはカウチポテトPC
・コンテンツを作るときは、Unicode にして外字を排除すべし!

■ 電子書籍ビジネスのこれまでと今後の展望について
講演者: KDDI メディアビジネス部 権正和博さん
・LISMOを担当している部署
・auでは9割がコミックの売上
・利用者属性は20代女性が多い、しかも平均利用額が非常に高い (毎月1人平均1000円以上)
・利用者数は全3000万契約のうちまだまだ少ない
 → 「読みづらそう」という理由で使われないのがほとんど
・biblio (2009年) は電子書籍に特化した端末。通常の端末の5倍くらい電子書籍利用率が向上した
・DRMとデータフォーマットの問題が悩ましい

■ AndroidをめぐるOracleの対Google訴訟を考える
講演者: ITジャーナリスト 星暁雄さん
・2010年8月12日、Oracle が Google を提訴した
・GoogleのAndroidはモバイル分野でJavaと競合関係にある、と主張している
・該当する特許は7件
・Google も翌日に声明文を出した (有力なブログメディアにメールで送信された)
 → 「Google とオープンソースJavaコミュニティの両方を攻撃するという選択をしたことは残念」
・報道もたくさんされているが、ほとんどが有識者のコメントばかりで当事者のコメントを報道しているメディアは少ない
 → WSJ の取材では Oracle は「この訴訟はグーグルについてだけのものだ」とコメント
・James Gosling (Javaの最初のデザイナー) は「非常に残念」とコメント。ただし、Android については互換性を考慮していないとしてよく思っていない様子
・Charles Nutter は「目的はお金なので気にする必要はない」とコメント。Androidもよくできていると絶賛
・Oracle側弁護士は経験豊富 (Napster V.S. RIAA / Microsoft V.S. Salesforce)
 → 結構手ごわい
・Google は Sun One 不参加
・Java の特性: 「互換性」と「お金」にうるさい
・SCOのLinux訴訟と似ている (SunのMicrosoft訴訟とは似ていない)
・Oracleの主張を受け入れてしまうと、今後のオープンソース全般に禍根を残す可能性があるので、かなり危険な裁判
・FUDに気をつけろ!
 → FUD (Fear, Uncertainty and Doubt)
 → 不安を煽る情報を流してライバルを攻撃するマーケティング手法
 → 今は何も気にする必要がない、というのが現時点での感想

■ 「Android Apllication Award」次回開催のご案内
講演者: 日経BP社 菊池隆裕さん
・狙い: 開発者の活躍の場を広めたい!まずは認知度向上、流れを太く!
・2010春のエントリー数: 320 (半分以上が個人)
・応募実績 (ジャンル別): ユーティリティ18%、音楽は4%
・応募実績 (年齢別): 20代が28%、30代が49%
・冬は露出度UPの予定
・スケジュール
 9月中旬: 開催概要発表
 1月上旬: 応募締め切り
 2月: 表彰式
・東京ゲームショウ (TGS) 参加者募集!
・iアプリプロジェクト開始!
 → これも木になる気

以上

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